こんにちは。U.Oです。
今回は、私たちの治療歴も踏まえて、 不妊治療 についての私見を書いてみます。
私たち夫婦は、合計3回の採卵を行いました。
そのうち、胚盤胞に至った受精卵は8個ありました。
不妊治療では、採卵でいくつ卵が採れるのか、いくつの卵が受精卵になるのか、移植した受精卵が着床してくれるか…と、治療の中でも幾つもの乗り越えるべきステップがあります。
この中で私たちは、
・2度の誘発周期での採卵(1回目4個、2回目4個、合計8個胚盤胞に至る)
・1度の自然周期での採卵(胚盤胞凍結に至らず)
と、数だけ見れば胚盤胞まで至った受精卵は多かったと思います。
しかしながら、1回目誘発周期の4個は全て移植しても妊娠(着床)に至らずでした。
また、2回目誘発周期の4個は着床前診断を行い、2個が染色体異常の可能性有、凍結したのは2個。そのうえで、1個は移植しても妊娠に至らず、最後の1個で妊娠に至るという治療歴があります。
1回目は着床前診断の検査を行いませんでしたが、2回目の染色体異常率が50%でした。
この確率を見ると、1回目の凍結胚も染色体異常のものが多く含まれており、それが妊娠の妨げになっていた可能性も大いに考えられるのではないか、と思っています。
そもそも着床前診断は、検査をしてもらうためには「流産を繰り返している人」という条件があります。私たちは流産を繰り返すということはありませんでしたが、前述したように、染色体異常でそもそも着床に至らなかったのではないかと思っています。
もし、体外受精や顕微授精で、移植を何度も繰り返しているのに着床に至らないという方は、私たちと同様に精子や卵子に染色体異常が起きやすい体質なのかもしれません。
様々な検査を行ったうえで問題ないのになかなか妊娠できない方は、着床前診断をすることを検討されても良いのではないかなと思います。
着床前診断は臨床研究として行っている医療機関があります。
私たちは流産の経験はありませんが、その医療機関で着床前診断を行ってもらえました。
本記事を読んで着床前診断を前提とした治療を考えるという方は、医療機関に確認のうえ、受診や治療を開始されることをお勧めします。
本記事で皆さんにお伝えしたいこと
将来子供が欲しいと思っている方へ
どうしても、年齢を重ねると染色体異常の可能性が高くなり、無事に出産するまでのハードルが高くなってしまいます。
染色体異常の発生確率の観点からも、ご自身の人生設計は、早いうちから考えておいてほしいと思います。
妊活中の方、これから妊活を始められる方へ
早めに妊活のための外来を受診されることをお勧めします。
流産の経験が無くても着床前診断を行っている機関は限られている可能性があるため、受診予定の医療機関で着床前診断できそうかどうかは、医療機関選定の要件の1つとしても良いのかもしれません。
どこの病院に行ったら良いのかよくわからないという方は、こちらの記事を参考にして頂ければと思います。
体外受精までステップアップされている方へ
条件面のハードルや価格のハードルが存在しますが、私たちは着床前診断が、第1子妊娠~出産に至るまでの決め手になったと思っています。
同様の治療歴、悩みを持つ方の一助となれば幸いです。
今日の1枚
床で寝そべる女の子です。
腕をまっすぐに伸ばして寝るのが好きなようです。
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