こんにちは、U.Oです。
今回は、私たちが 妊活/不妊治療 をしていて辛かったことについてです。
将来子供が欲しいと思っている人も含め、「子供ができない」ことで悩んだことが無い人が、悩んでいる人の気持ちを理解してくれるようになると嬉しいです。
妊活や不妊治療で悩んでいる人は、「周りはみんな子供ができているのに、どうしてうちだけ…」と思っている人が多いと思います。
実際に私たちがそうでしたし、私が知る不妊治療を受けるかどうか悩んでいる知人も、同じようなことを言っていました。
妊活が上手くいかないと、周りに子供がいる人たちを見ているのが辛くなり、そのうち自然と距離を取りたくなってきます。
私は従兄弟が6人いるのですが、一番上の従兄弟が12歳離れており、一番下は18歳離れています。
このため、小中学生のころから小さい従兄弟と接する機会が多く、子供が好きでした。
いずれ、私も子供を授かりたいなと、よく思ったものです。
外に出て仲の良い親子を見るだったり、会社で同僚の子供の話を聞くだったりすると、「私たちも将来あんな家族になれればいいな」と、ほっこりした気持ちになることが多かったです。
しかしこれは、「子供ができない」ことで悩むまでの話です。
「子供ができない」ことで悩み始めると、子供がいるほかの人がうらやましく、同時に恨めしく思うようになってきます。
もちろん、そんなこと思いたくないんです。
でも、いくら望んでも子供ができないと、なんでうちだけ…って思っちゃうんです。
「子供の予定は?」と聞かれて辛いのはもちろん、周りで子供の話をされるだけでも辛くなります。
会社勤めしていると、「子供が熱出した」「保育園今日休みなのでうんぬんかんぬん」「授業参観が~」…キリがありません。
妊活や不妊治療で悩んでいる人が5人に1人いると仮定すると、むやみやたらに、外で子供の話をするものではないんじゃないかなと思ってしまいます。
例えばLGBTQに関しては、その人たちの気持ちを汲んだような発言をすべきという世の中になってきています。
でも、不妊で悩んでいる人に対して、その人たちの気持ちを汲んだような発言をすべき、という声は、LGBTQのそれに比べて少ないと感じます。
これらを一緒にするなんて何事だ、と言われる方もいるかもしれません。
しかし、どちらも、人生において真剣に悩んでいることに変わりはありません。
子供の存在を一切外に出すなと言いたいわけではありません。
そんなことを言うと、子供を連れて公園に出かけることも否定するのか?となります。
ちがうんです。
せめて職場等の「あえて話さなければ子供の存在を感じることが無い場所」で、子供の存在を感じさせるようなことを大きな声で言ってほしくないんです。
私が勤めている会社では、所属している部署の中に、「小さい子供がいる人の相談用のチャットグループ」というのがありました。
これはチャットなので、周りにいる人にはその会話を知られることがありません。
不妊で悩む人のことを考えて設立したチャットではないかもしれませんが、結果として、悩んでいる人の耳に直接的に届くことはないため、不妊に悩む人にも配慮された試みと言えると思います。
妊活/不妊治療で悩んでいる人は、それで悩んだことが無い人が思っている以上に、深い心の傷を負っています。
世の中の人が、今日よりも明日、明日よりも明後日に、より妊活と不妊の知識について関心を持ち、考えてくれることを切に願っています。
今日の1枚
猫じゃらしでじゃらしているうちに、ひっくり返ってしまった猫さんです。
お腹までもっふもふなのです。

コメント